神殿岸2

2と言っても実質1.5みたいなもの

『みなみけ』10周年記念イベントを見てきた

先週のことになるが、2015年1月25日神奈川県民ホールで開催された『みなみけ』10周年記念まつり~3大姉妹ハマの大決戦~
に、行ってきたので軽くレポートを書きたい。
というか、どういうイベントだったのか、今検索してもよくわからない状況なので、ここに書き留めておきたい。ここは別にガンダム専門のブログではないのだ。
そんなわけでレーシングラグーンのおかげで地名だけ半端に知っている横浜に行ってきた。ザコに喧嘩売られるマリンタワーのすぐ近く、天下の山下ストレート沿いの神奈川県民ホール
当然現地は撮影禁止録音禁止であり、メモ等を取る余裕もなかったので、記憶に頼って書かれたものであることをご了承ください。順番が前後していたり内容が抜けている箇所もあると思う。
また本記事に現地の写真は一枚もありません。

17時開場、18時開演だが、物販が11時からであることが二日前くらいに告知された。
ので11時すぎ現地到着。中華街近くの山下通りに神奈川県民ホールはある。
11時20分ごろの時点ですでに列ができていたが、15分ほどで列は消えたので開場前から並んでいた人たちが多かったのだと思われる。グッズはポータルサイトで告知されていたパンフレットなどのほか、アニメシリーズのCD、BD-BOXまで一通り販売されていた。
物販はチケットの所持を確認する方式だが、本人確認とかは特にされていなかった。
またパンフレットやTシャツは会場限定品とされていたが、10th記念グッズは限定ではないような書き方がしてある。どこで売られるか不明だが。
17時ごろの物販は非常に混雑していたようだが、ちゃんと見ていなかったので状況は不明。
パンフレットの中身についてはのちほど。

横浜で時間をつぶした後、17時20分ごろ会場到着。席は一番後ろの真ん中という大変わかりやすい位置だった。
ざっと見る限り客層は男性が圧倒的に多い。おそらく9割以上男?女性も少数だがいた。空席はほぼ見当たらず。
年齢層はやや高めで、20代中盤~30代後半くらいが多かったように見えた。50代くらいと思しき人も見かけた。
会場ではキャラソンアルバム「みなうた」が流れていた。
イベントの内容が当日現地についても全くわからなかったので非常に不安だったが、現地ではサイリウムがどうのこうのと注意はあった。持ってきてないよ!
18時を少し遅れてスタート。幕が開くと、ステージの中央にコタツが置かれており、井上麻里奈茅原実里がくつろいでいて、置いてあるテレビでみなみけ1期を流しているという、ラジオ「みなきけ」を思わせるステージとなっていた。バックには海を思わせるオブジェクト。開幕に気付かないふりをして普通にくつろぐ井上麻里奈
その後みなみけ13巻は5月発売という告知がされる。これが初告知とのことでツイッターでつぶやいておけと井上麻里奈に言われたが携帯の電源は切りやがってくださいと最初に言われてるのでつぶやけない。
ちなみに本イベントで行われたサプライズ発表はこれだけだ!
そのあと佐藤利奈が到着。メールコーナーになる。直前(10日前)に募集されていたメールを紹介。

募集していたのは
・『みなみけ』が始まった10年前にあなたが何をしていたか(エピソードをふまえ)教えてください。
・『みなみけ』10周年のお祝いや、声優さんへの応援メッセージを「保坂っぽく」お願いします。
の二種類だったのだが、この保坂っぽいやつを井上麻里奈がきもちわるがっていた。
10年前小学生だったというメール。10年前小学生だった人ー!と質問。手を上げた人がちらほら。結構いたとコメントされていたが、後ろから見る限りでは1割もいなかったかな…
で次の保坂風のを読むのが嫌だからと言って、客席の男たちに保坂っぽく読みあげさせたのがこのタイミングだったか…順番忘れた。
メールを読もうとしたところでドアのベルが鳴る音がして、後藤沙緒里高梁碧がステージに入ってくる。保坂風メールが印刷された紙をチラ見し、たじろぐ後藤沙緒里。確か井上麻里奈が持ってきたスマホ自撮り用のアタッチメントで盛り上がっていた。
それでしばらく10年前の話やら雑談やらをしていた。10年前はみんな働いてたよねとか。
しばらくしたところでまたドアのベルが鳴り、高木礼子小野涼子がステージに到着。おみやげとして持ってきたのは台本だった。
これ私らへのおみやげじゃないよね?!とツッコむ井上麻里奈。ステージにさりげなくマイクを置いていく裏方のスタッフ。
普通にみなみけのドラマCDみたいなのが始まった。
内容はケーキの話で激しく対立する三姉妹を横から眺めてる高校生と中学生の話だった。※ソフト化するか不明なのであまり詳しくは書かない。
当たり前だけど、声優さんたちは完璧にアニメと同じ声を生で出していた。
ちなみにこのパートの台本を書いたのはみなみけシリーズの脚本を多数手がけた鴻野貴光さんだったようです(パンフレット等にクレジットなし)。

これが終わったところで森永理科が到着して、おみやげのケーキを持ってきたのでステージ外へ持って行って切り分けていた。森永理科井上麻里奈の自撮り用のやつに反応していた。10年前、今と大して変わらなかったとかいう話をしていた。このステージのメンバーは全員10年前には声優デビューしていたようである。
それで全員揃ったところでハマの大決戦というタイトルなので決戦だ!と卓球勝負を始めることになる。高校生チーム、中学生チーム、小学生チームに分かれて勝負を開始する。
ただしラケットは横浜中華街にまつわるものを使用する。各チーム、蒸篭(せいろ)の蓋、中華鍋、れんげの三種類。
各チームの希望が小学生チームがれんげ、中学生が中華鍋、高校生が蒸篭と、ジャンケンなしで選ばれた。
中華鍋チームは大振りすぎる中華鍋で大苦戦して負けていた。優勝チームの賞品はシュウマイ10年分だったか1年分だったか…
大決戦のノルマを達成したところで、急に用事があると言って三姉妹がステージを抜けていく。
で、残された5人が横浜についての思い出を語る。中学時代に友達と一回来たとか、去年の正月に声優仲間と来たとか、横浜出身横浜在住だとか、とりとめもない話。
森永理科は数年前に街を歩く巨大クモを追いかけてきたと言っていた。これのことらしい。
トークで時間をつないだところでVTR。イベントに出るという情報がなかった小野大輔みなみけを読んでいる。「やっぱおもしれえなあ」とか言ってからおもむろにカレーの材料を切り始める小野大輔
材料を火にかけ、小野がトークする。好きだ!好きです!を言わされる会場。ここで「カレーのうた」のPVみたいな映像が開始する。
VTR終わったところでステージがいつの間にか片づけられていて、衣装に着替えていた三姉妹が登場し、ライブ開始。曲は「みなみけ ただいま」OP「シアワセ☆ハイテンション」。ライブでは初とのこと。終わったところで井上麻里奈小野大輔の映像について感想を述べてからED「急接近ラッキーDAYS」。
会場が盛り上がったところで、高木礼子後藤沙緒里高梁碧小野涼子森永理科が次々に「みなうた」収録の各キャラソンを披露していった。(休みなしで連続だったので順番自信ない。ご容赦ください)
そして最後に初代「みなみけ」OPの「経験値上昇中☆」、ED「カラフルDAYS」を三姉妹で披露。
カラフルDAYSの間奏中に、キャスト全員が10周年のコメントをして、曲終了とともに終幕となった。

終了は20時過ぎで、約2時間のイベントだった。内容としては「みなきけ」の公開収録+ライブといった感じだった。ただしソフト化の予定は未発表。
ライブの作法を知らなかったので楽しかったけど、そういうのがあるという心構えが半端にしかなかったので少々困惑してしまった…
サイリウム持ってる人はかなり多かったが、やはり持ってない人もいた。特にアニメより原作のほうのファン、アニメは知ってるけど「みなきけ」を聞いてない人にとってはノリのわかりにくいイベントだったかもしれない。
まあ声優が8人来る時点でどういうイベントか予期できたことではあるので。

どのタイミングで言ってたか忘れたこと
・前回の10月のイベント(僕は行ってない)で告知した時点で何をやるのか全く決まっていなかったと井上麻里奈がぶっちゃけていた。
・ハマの大決戦という副題について、ハマが横浜の意だと茅原実里は気付かず、井上麻里奈も前日まで気付いてなかったとぶっちゃけトークみなみけと横浜は何の関係もないしとさらにぶっちゃけていた。
・今回のイベントの前に、過去のイベントの映像(たぶん1期のDVDに収録されてるやつ)を見直したが若かった!と言ってた。
みなみけは10周年だがアニメはまだ7年くらいだと井上麻里奈が気にしていたようだった。

僕もそうだが、イベントに来ていた人でも10年前から読んでたわけじゃない人のほうが多かったと思う。

パンフレットについて
1冊2000円(税込)。表紙はポータルサイトでも見れる。発行は講談社で、イベント限定とのことだがISBNがついていて、第1刷となっていた。古本に出回ったり国会図書館で読めたりするのかな?
内容
2ページ:桜場コハルのコメント。こんなに続くとは思ってなかったとか、かなり普通のことを言ってる。
3~10ページ:イベント参加キャスト8人それぞれ1ページの写真、コメント、サイン色紙の画像、キャラクター紹介。
各ページに8巻と9巻の使い回しのSDキャラのイラストが添えられている。リコのSD絵だけ今回のための描き下ろしと思われる。
11~12ページ:今回のイベントに参加していないアニメ主要キャストからもコメントと色紙。豊崎愛生喜多村英梨小野大輔柿原徹也千葉紗子齋藤彩夏、葉山達也、浅沼晋太郎吉野裕行川田紳司水樹奈々がそれぞれ。
シュウイチ役の大原桃子さんのものがなかった。
13~14ページ:10月25日に行われたオールナイト上映会の人気投票で選ばれた話数を映像つきで紹介。
15~16ページ:みなみけ関係の映像ソフト、CD、単行本のジャケットを一通り紹介。単行本限定版の色違い表紙も網羅している気合いの入ったリストだが、ファンブックが入ってない。
17ページ:イベント会場で売られたグッズ紹介。ご購入はお早めに!って、一緒に売られてたこのパンフレットに書かれても困る。
18ページ:イベントのスタッフ紹介。
全18ページで、正直なところ割高感あり。出る部数を考えるとしょうがない値段なんだろうけど、やっぱり高い!
かといって一般販売するほどの内容の本を出すのも難しかっただろうし、これが妥協点か…
11時の時点で一人2冊まで購入可能だった。
終演時点でも物販は結構並んでいたが、パンフレットが行き渡ったかはよく知らない。
イベント限定品とのことで、中身もイベント用のコメントになっていて、再販される可能性は低いと思われる。
他に自分は10周年グッズのクリアファイルも買った。こちらはムービックのもので、イベント限定ではないということだが、今後どこかで売られるのかは定かでない。

なお本イベントに作者の桜場コハルが来ていたかは不明だが、とりあえず来ていたという情報は確認できていない。以前小林ゆうのラジオの公開録音に来ていた(?)ような情報ならあるので、もしかしたらと思ったんだけど。
来ていたらヤンマガ誌上でコメントがあるでしょう。なかったら来てないということで。
イベントの内容がギリギリまで不明だったり、メールも直前に募集したり、日曜の夜なのに何時終了なのかもわからなかったり、率直に言って不安な点が多々あるイベントだったけど、大盛況で終了して一安心した。
みなみけで盛り上がれる人が地下にこんなに潜んでいたんだという。
でもこれは圧倒的にアニメ寄りのイベントだった。みなみけの原作が好きで、供給が足りないからアニメも追いかけてる自分のようなタイプは、アニメが好きな人にこういう場は譲るべきなんじゃなかろうかと思うところもないではなく。
原作が続いてさえくれれば、それだけで満足なのです、自分は。
ともあれ、今年も淡々とみなみけを応援していきたいと思います。