神殿岸2

2と言っても実質1.5みたいなもの

ドラクエ

「国産RPGクロニクル」読んだ

このブログでは、数ヵ月前から延々とFFの歴史を追いかけるということをやってきた。それは「FF1の歴史上の意義とかちゃんと評価してる本あるのか?」という疑問から生じた話だった。 流れで目に入ってきたのがこの本だった。 >国産RPGクロニクル ゲームはど…

RPGブームの実像とスクウェアとファイナルファンタジー

前回の記事で『ファイナルファンタジー』の1作目の開発経緯を示した。 長く書いてきたこのFFの歴史シリーズというか、「FF史を追ってわかったことシリーズ」も、今回で一旦区切りをつける。 1987年12月に発売した『ファイナルファンタジー』は成功をおさめ、…

FF1とドラクエ3とゲーム史

前回の記事の続きになる。 今回扱うのは87年のFF1と、翌年のドラクエ3の話が主。その前提として、87年あたりのファミコンRPGの状況は前回の記事を踏まえていますが、読まなくても話がつながるようにしたつもりです。わからないことがあったら、前回の記事を…

1987年までのファミコンRPGの雰囲気

思えば『ファイナルファンタジー』(1作目)をプレイしたのは結構後の話であって、発売した1987年12月当時にどんなもんであったかなど、私は全く知らなかった。 ゲーム史というのは、その状況を伝えるためにありそうなもんなのだが、少なくない割合で『ドラ…

鳥山明のドラクエ参加経緯に謎

あまり知られてないエピソードなのだが、 「鳥山明はポートピア連続殺人事件をやっており、ゲーム作りに興味があった。堀井雄二がそれを聞いたことから、鳥山明がドラゴンクエストに起用されることになった」という情報が過去にあった。ただし、これは後に「…

ファミコン神拳とファイナルファンタジー

たまに界隈で話題に上がる、「ファミコン神拳がFF2をディスった件」というのがある。『ファミコン神拳』は週刊少年ジャンプで88年まで不定期連載されていた、ファミコンゲームを紹介する連載記事だ。執筆は「ゆう帝」こと堀井雄二を中心に集まったメンバー、…

Wiiドラクエ123 収録資料

Wii『ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』は2011年9月15日に発売した。 公式サイトまだあった。 FCのドラクエ1,2,3と、SFCのドラクエ1・2とドラクエ3の5タイトルのセット。一時期値上がりしていたが、…

アークデーモン論

昔からいろんなゲームにアークデーモンって名前のモンスターが登場するが、2020年現在、世間の代表的なアークデーモンはこいつだった(google調べ)。 ドラクエ2の終盤に出てくるめっちゃ強いモンスター。牛のような顔に爬虫類のような皮膚。コウモリ型の翼…

『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』 令和のリアルドラクエ

フルCG映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」については公開3日目にしてゲーム好きの人たちの怒りの声が続々と聞こえてきているのご存知かと思う。僕はそこまでは怒っていないが、怒る人たちの声もほぼ理解できる。僕が怒ってないのは、ひょっとしたら…

ロンダルキアで右手法は有効なのか

ドラゴンクエスト2終盤の難所「ロンダルキアへの洞窟」。その難しさは余所のサイトでも参考にしてもらえばいいので語らないが、今回は5Fの落とし穴エリアの話をする。「5Fは一見難しいが、落とし穴の配置が工夫してあり、右手を壁について歩けば落とし穴に落…