ガンダム
はじめに 本記事の目的は、公式な設定が何かを求めることではない。「富野由悠季は何を考えているか」を探ることである。 過去から現在まで、富野の発言に公式設定としての効力はなかった。それは問題の「∀ガンダムはGレコより前」という発言についてもであ…
ずいぶん前に「ミノフスキー・フライト」について書いた。 この記事、古い資料の探し方があんまり丁寧じゃなかったり、資料の引用の仕方が適当(要点を絞るため、原文を端折っており正確に抜き出しておりません)だったりと、まあいい加減な記事ですが、「富…
ガンダムNTのオカルト描写について、まとまりのない走り書き ・宇宙世紀はオカルト時空である 今回「ガンダムNT」脚本となっている福井先生もインタビューでこの件について踏み込んでいるが、これについて言ってることはおおむね合っているようには見える。…
ゲームの攻略本が好きである。楽しみ方はいろいろで、パラメータを比べたりするのはもちろん、一度クリアしたゲームでも過程を再確認したり、知らない攻略法に驚かされたり。攻略本がなければ見つからない隠し要素なんてのもいいが、やはりゲームに出てこな…
「ガンダム Gのレコンギスタ」は「∀ガンダム」の500年程度未来を想定した物語である。 放送終了から半年近く経った2015年8月27日、生配信されたトークショー「夜のGレコ研究会 ~富野由悠季編~」(跡地 http://live.b-ch.com/g-reco)で富野監督によって不…
(私の姉はザビ家に尽くし、宇宙の果てで死んでいった。しかし私は死ぬものか。新しい血をザビ家に加え、必ずや復活してみせてやる。ネオ・ザビ・ファミリーよ) 『機動戦士ガンダムZZ』32話「塩の湖を越えて」でハマーンがこのように語っている。 『ガンダ…
発売から一ヵ月経過したが、モデルグラフィックス2017年8月号は、バーザムファンの聖典となる一冊であった。特に岡本英郎インタビューでは数多くの新事実が明らかになったが、今回はそのひとつ、バーザムがバウになったという話について考えてみたい。 バー…
本記事は『ADVANCE OF Z 刻に抗いし者』の最終話について書いている。もう完結からだいぶ経った作品であるが、まだ読んでいない人はそのことに注意していただきたい。今までの記事でも最終話の内容は書いてきたのでいまさらな話であるが… 現在『ADVANCE OF Z…
映画「機動戦士Zガンダム A New Translation」3部作、以下「新訳Z」と呼ぶが、あの3部作をやたら悪く言う人は多いが、僕はあれを嫌いじゃないんですよ。ちょっとばかり古い映像の違和感はそりゃあるでしょうが、新規作画のメカ描写は素晴らしく、また0083な…
2017年5月、HGUCバーザム発売に伴い、デザイナーの岡本英郎氏のインタビューがWEB上で公開された。バーザムのデザイン裏話から岡本さんの歴史までいろんなことが明らかになったのである。『オワリカラ・タカハシヒョウリのサブカル風来坊!!』 バーザムの真…
ガンダム考察の中には、公式・非公式という線引きをせずに、全肯定するというジャンルがある。例としては近藤和久のガンダム漫画の扱いだ。近藤漫画の独自性は説明するまでもなく、どう見てもアニメと内容が一致しないのだが、こういうのに出てくるメカやそ…
まだバーザムの話をする。バーザムの話ばっかりするんじゃねえよという記事を書いたばかりだが僕はバーザムが好きだからバーザムの話してるんだ文句あるか。 HGUCバーザムについてはもう僕が取り上げるまでもなくこれすげえキットだよ…という感じで、そこか…
昨年度、主にAOZのおかげで膨大な量のバーザム設定が出てきたわけだが、僕は前にも書いた通り、バーザムの設定はROBOT魂バーザムの公式サイトで十分だという立場で今も変わってない。ROBOT魂 バーザムむしろこれ以上増やさないでもいい。簡潔にまとまってる…
ドラムフレームは、試作アッシマー[キハール]やガンダムTR-6[ウーンドウォート]、モビルポッド「オッゴ」など、様々なメカニズムに使用されている円盤状、あるいは円柱状の機械構造の名称である。重なった円盤状の部品がダイヤル錠のように回転し、変形機構…
ADVANCE OF Zに登場するリック・ドム[シュトゥッツァー]というモビルスーツがあるが、これのベースになっているものがドム・フュンフであるという情報がネット上に広まっていることについて触れる。 説明が長くなるので、最初に一番重要な部分だけまとめる。…
HGUCバーザムが来年発売されると発表されたのが11月のことだった。そこまで驚きはない。2014年発送のROBOT魂から始まる商品化ラッシュの行く先にそのうち来ることは予想できた。バーザムがテレビに出たのが85年11月らしいから、それから31年か。まあそういう…
食玩「機動戦士ガンダム MACHINE HEAD」第2弾を発表!シナンジュのような超絶ディテール系モビルスーツも!【食玩ナウ(NOW)】 >『機動戦士Zガンダム』で登場し、いまだ絶大な人気を誇る量産機・バーザムが第2弾で早くも登場となりました。言い過ぎじゃ…
たまにはガンダム漫画を普通にレビューしたいと思う。 ◆曽野 由大「アッガイ博士」(カドカワコミックス・エース)全2巻UC0086年6月(ってどう見ても間違ってるがそう書いてある)、サイド3で行われた水陸両用MSの評価試験から物語は始まる。MIP社の若き技術者ソ…
2007年の発表以来、長らくまともな設定の公開されていなかった建機バーザムだったが、9年目の2016年5月にとうとう設定が公開された。 A.O.Z Re-boot Vol.23 RMS-154 バーザムA.O.Z Re-boot Vol.24 RMS-154 バーザム その2複雑すぎるわ! バーザムについて、…
ガンダム世界のビーム兵器についての雑論。というか自分でわからない部分についての覚え書き。 ビーム砲とメガ粒子砲の違い基本的に違いは無い。武器設計者の気分によりネーミングが変わるようだ。メガ・バズーカ・ランチャーなど、「メガ」の二文字以外にビ…
富野監督によるVガンダム否定は有名な話であり、最近もhttp://www.v-gundam.net/product/>この作品は全否定したいと思っているものです。という発言が出てきた。この富野監督の発言が意味するところは簡単で、富野監督はVガンダムを全否定したいと思ってい…
この2,3年くらいで急に商品化されてきたのが近年のバーザム事情である。もちろん良いことだ。バーザムとは、ちょっと目立たないだけの普通の量産機であって、難しい設定とかマイナー資料とか前提でなきゃ話題にできないような状況になってしまうのはおかしい…
第2次スーパーロボット大戦αには、なぜかセンチネル版デザインのバーザムが出ている。これはガンダム・センチネルを参戦させる予定があったのでは?と予想している人もいたが、真相が明らかにされたことはない。ところが発売から10年以上経った2014年になっ…
RE/100でガンダムMk-IIIが発売されたので、この機に前から思っていたことなどをまとめる。よく聞く「3種類のマークスリーがある」という話も含めて。
昨年から放送されているGレコでも「ミノフスキー・フライト」という言葉が出てくるがこれについての話をしたい。 ガンダム世界には「ミノフスキー・クラフト」というのがあって空を飛べる。それはいい。Vガンダムの設定には「ミノフスキー・フライト」という…
こないだから「進撃の巨人」と「Gのレコンギスタ」の世界設定が似てる気がするという話を考えていて、その流れで以前話題になった「富野由悠季が進撃の巨人を批判した」という話について。 といってもこの件の経緯は非常にナニである。
ナイチンゲールとHi-νガンダム、そしてβ・アジールについての話題。この記事は多分に憶測を含む。
ガンダムシリーズ最新作「Gのレコンギスタ」が好評放送中だ。舞台は宇宙世紀の次の時代R.C.(リギルド・センチュリー)1014年。宇宙世紀の終焉から少なくとも1000年後。そして∀ガンダムよりは前の話ということになる。この遠い未来に∀ガンダムが現れる予定はど…
先日始まった新シリーズ「ガンダムビルドファイターズトライ」公式サイトで、モビルスーツ総選挙という企画を始めた。投票で上位になったモビルスーツから一体が選ばれ、番組に登場するという話なのだが、そこで同時に「・正式名称は下記一覧をご参照くださ…
ガンダムシリーズの設定はアニメ化されたものだけが公式設定であり、他はアニメに出ない限り非公式な設定である。 いろんなところでこのように伝えられているが、果たして本当なのか? このブログでも「公式」という言葉について何度か書いてきたが、ここら…