神殿岸2

2と言っても実質1.5みたいなもの

ミノフスキー・フライトについて最近の動向と、外部サイトへの対応

ずいぶん前に「ミノフスキー・フライト」について書いた。

この記事、古い資料の探し方があんまり丁寧じゃなかったり、資料の引用の仕方が適当(要点を絞るため、原文を端折っており正確に抜き出しておりません)だったりと、まあいい加減な記事ですが、「富野はミノフスキーフライトとクラフトの明確な区別はしとらんだろう」「昔の資料に見られた設定は信ぴょう性が低い」という点については今読み返しても合ってる。

ただし、これ以降に増えた情報が反映されてないんですね。

時は流れ、閃光のハサウェイの公式サイトにミノフスキー・フライトって言葉が出てきた。

クスィーガンダムペーネロペーには「ミノフスキー・フライト・ユニット」「ミノフスキー・フライト」が搭載されている。
ミノフスキー・クラフトと何が違うのか公式サイトからは判明しないのだが…(パンフレットもBDのブックレットも読んだが公式サイトと同じ程度しか書いてなかった)

閃ハサ映画ではクラフトからフライトに呼称を変更したのか?
いや、どうもざっと調べた限り「UC105年時点のミノフスキー・フライト」はクラフトの発展形とする新しい設定が語られている媒体は存在するようなのだが、今の私はそのソースを追うつもりがない。おしまい。

公式サイトだけでもはっきりするのは、「飛行装置としてのミノフスキー・フライトという言葉は宇宙世紀105年には存在する」ことだ。
過去の一部文献に見られたような、Vガンダム時代の新技術の名称ではない。
そして言葉自体がそもそも閃ハサ原作にあったことは前に書いた通りだ。
「原作小説にミノフスキー・フライトという言葉はある」「その後、フライトとクラフトを区別する設定がVの頃にあやふやながら生まれた」という背景を踏まえて、今この時代に設定を整理しなおして「105年からあった」とするのは妥当だと思うのである。
今回ソースを追いきれなかったので本当に別設定あるんか?という疑念は残すものの、まあたぶんあるんでしょう。

ちなみに富野の新刊「アニメを作ることを舐めてはいけない」を読んでもやっぱり富野はミノフスキークラフトって言葉自体を捨てたんじゃないかなあという気持ちを強めたものであるが、その事情までは知ったことでない。(追記:クラフトと書いてある箇所も一個はありましたので捨てきってはいないらしい)

この記事を書いた理由

読んでの通り、わざわざ新しい記事を書くほどの情報はないのだ。105年版ミノフスキーフライトの新設定が存在するらしいと聞き及んではいても、そのソースさえ判然としないのに記事を書くなんてありえないでしょう。

この記事を書いた理由はこれです。

ミノフスキー・フライト - ガンダムWiki

つい最近に把握しました。ガンダムWikiに、私の2015年の記事から「引用っぽい部分」がコピペされている。内容もかなり参考にしていることがわかる。昨年の初版からそうなってますね…

リンク部分に私のブログが(個人ブログ)としてリンクされてますが、内容をコピペしてると書いてるわけでなく。
まさかこれでwikiの読者が参考サイトまで読んでコピペを把握しに行くことまで期待しておられる?

「富野は区別してないのではないか?」というのは私の個人考察であり、わざわざ個人ブログでやってるのは、wikiのような客観的な視点が求められる場に書く性質の記事ではないという前提で書いている。
それを持ちだされちゃかなわん。やめてくれ。

という話をガンダムWikiのノートに書き込んでくる準備としてこの記事を書きましたのでよろしくお願いします。

余計な手間をかけさせないでいただきたい。

追記:直接文句を言いに行った結果、7月7日時点で記事は初版編者氏自身により修正されました。
参考サイトのリンクも私の意向で外してもらいました。内容に少々類似がありますが、別にそれ自体に文句はありません。
記事の内容自体は部分的に賛同しかねるものではありますが、外部サイトですのでそういうことはあるでしょう。以上。