神殿岸2

2と言っても実質1.5みたいなもの

ロンダルキアで右手法は有効なのか

ドラゴンクエスト2終盤の難所「ロンダルキアへの洞窟」。その難しさは余所のサイトでも参考にしてもらえばいいので語らないが、今回は5Fの落とし穴エリアの話をする。
「5Fは一見難しいが、落とし穴の配置が工夫してあり、右手を壁について歩けば落とし穴に落ちずに済む」という攻略法がネットにある。
これは間違いである。
これは落とし穴に一度落ちてから復帰する場合の攻略法だ。

説明用に5Fの簡単な地図を書いた。壁は省略しまくっているが問題はないだろう。

ロンダルキアA

Bが上への階段。AとCが下からの階段。
4Fから上がってきたスタート地点はAであり、目的地のBは目と鼻の先。
もちろん、この短い範囲に多数の落とし穴があるのが厄介なのだが…
右手法に従い、階段A周辺から近くの壁に沿って進んでみても落とし穴を回避することはできないのである。
(Aの右側の壁から北向きに歩いた場合、しばらく歩いたところで穴に落ちる。なお厳密には階段Aは柱に接しており、この柱の回りを歩けばすぐ穴に落ちる)
もちろん左手法でもダメだ。

Cの階段は何かというと、落とし穴に落ちてしまった場合に上がってくる地点である。この階段はスタート地点ではない。
Cから復帰する場合は、右手を壁について歩けば落とし穴に落ちずにBまで到着できるというのは本当だ。
しかし、本来行く必要のない5Fの西側を歩くことになり、かなりの遠回りとなる。

穴の位置には簡単な法則性があるというのも知られているが、そういう予備知識なしで挑む場合、右手法を思いついて実行するのと、プレイヤーが穴の位置をマッピングしながら進むのはどっちが簡単か。法則性も本当に簡単なので、マッピングする段階で穴の位置に気づく人もいるだろう。
マッピングする場合は穴に落ちまくるだろうが、法則に気づけば5Fを一瞬で突破できるようになる。対する右手法はまず穴に落ちてからの遠回りでの復帰が前提だ。時間をかけて突破しても、この後6Fや地上で全滅して往復することになるし…
制作者の意図がどうだったかはともかく、右手法が正解であるとは断言し難いと思う。

参考のプレイ動画

2分11秒から5F。
このプレイヤーは穴の位置を把握してるので、この難所を12秒くらいで突破してしまってる。

ちゃんとした地図が知りたい人は攻略サイトでも探してください。